日本独自の書体

書体イメージ

また書体の話です。
こう色々種類があると、いろんな印鑑が世の中にはあるのだなぁと感慨深いです。
みんな丸い形なのに、一つ一つこだわりや思いのある印鑑なのですよね。
作ったものには同じものが一つとして存在しない・・・。
ヒトという存在と同じなのですね。

さて、銀行印に向いている書体です。
こちらもとても難しい書体なので、読むことは難しく、防犯面もばっちりと言えます。
篆書体(てんしょたい)という書体です。

歴史は古く、石に刻った初めての文字が、この篆書体だといわれています。
大篆、小篆とあります。もともとあった大篆を、秦の始皇帝の時代に、文字の統一を図りました。
その時に出来たのが小篆であり、そして印鑑の書体で言われるこの篆書体というものなのだそうです。
意外なところでは、日本銀行発行のお札には、この篆書体で出来た印鑑が押されているそうですよ。
見てみてくださいね。

この書体は防犯という点ではいいのでしょうが、難点は持ち主でさえも読めない、ということだと思うのです。
中には自分の印鑑なのだから、読みやすいものがいい、という人もおられるかと思います。
そこで銀行印として使われ、また読みやすいものがあります。
古印体という書体で、これは日本発祥の、日本独自の書体になります。
中国文化が伝わってきた時に同時に印鑑の文化も伝わってきました。
その後に、日本独自の技術が発展し、この書体が出来あがったと言われています。

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